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領収書を整理してたら出てきた。
少し前に観た『アルバート氏の人生』の半券。
微妙な内容だったので感想は控えていた。
グレン・クローズが製作にも加わっている。『危険な情事』の怖いおねえさんやったひと。
それがオトコ化している。まだ女性の権利が確立してなかった頃のアイルランドが舞台。苛酷な時代を生きた女性の話、のつもりで観に行った。
でも、これってもしやビアン映画?と途中から気付く。性的なものではないけど、女性同士が愛に近いような関係になり将来も夢見る。ビアンものにはお約束の、絵に描ける如く軽薄な男が出てくる。
異性愛も同性愛も私は肯定する。もちろん。
けれど、『アルバート氏の人生』には、どっちかに振り切ってくれよと思ってしまった。時代に翻弄された女性の哀しさなのか、同性愛の難しさなのか。
非常に微妙な気分になった。