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ポーランド映画祭は盛況。混んでいる。
アンジェイ・ムンクの『パサジェルカ』を観た。
凄くスマートな作品だった。今まで観たホロコースト系で一番好きかも。
アウシュヴィッツ収容所の本看守と囚人が豪華客船で会ってしまう話。両方とも女のひと。それだけで充分面白そう。
監督のムンクはこの撮影中に亡くなったそうだ。アウシュヴィッツからの帰り事故に会ったらしい。撮影途中のものを友人たちが編集したとのこと。とても分かりやすくなっていた。
でも、もしかしたら出来上がりは最初に目論みとは違うのかもしれない。私だったら別の編集をしたい。
残された断片の、黙っているふたりのポートレート。異様なほどに物語っている。説明はさほどいらない。足りないとこを埋めるのは音楽の仕事。かっこいい曲を入れたら合いそう。そんなの作れたらなぁとしみじみ思った。