今月の山田ルキ子
寒いです。南極よりはかなりマシだとは承知していますが、存分に寒いです。朝の河原にいますと「わかった、もうそんなに寒さを主張しなくても大丈夫」と説得したくなります。
そんなわけで山田も虫の息ですが、かろうじて生息しております。
Cut2月号発売してます。
私の映画連載コラム"小さなスクリーンの中で生きていたい"は46回目。長く続けさせていただいてありがたい限りです。
始めた当初はインデペンデントの魅力的な映画を紹介するつもりで、"小さなスクリーン"と付けましたが、有名無名も関係なく凄い価値を持つ作品があるものだなぁと日々思います。なかなか洋画を観てくださる方が減ってるのが残念です。
ですが、今回取り上げました作品もホント素晴らしいのです。
『たかが世界の終わり』はグザヴィエ・ドラン監督の新作です。デビュー以来追いかけてますが、既に円熟を感じさせるものでした。アデルのあのミュージックビデオの記憶も新しいです。彼はどこまで行くのでしょう。死ぬまで追いかけますよ。彼が死ぬまで?いいえ、私が死ぬまででございます!
http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/
そしてミア・ハンセン=ラブ監督の『未来よ こんにちは』。彼女は女優さん出身の"可愛い女の子監督"扱いされてた方。でもこちらの新作はイザベル・ユペールを主演に迎えマチュアな魅力たっぷりの大人の物語でした。
http://crest-inter.co.jp/mirai/
映画はやはり毎日を過ごしやすくしてくれるものだと感じます。旅するよりも手軽に違う世界へ飛べ、人様のテリトリーに怒られることなく土足で足を踏み入れられます。
今に不安を感じたり、物足りなかったり、憤りがあるときこそ、映画館へGO!です。ぜひご観覧の参考にこちらもご一読ください。