2016年8月5日 17:50
カテゴリー: 日記
来週のジャケット&ミュージックビデオ撮影に備えてヘアサロンへ。クールなブルーカラーを入れてもらいました。
2016年8月5日 10:26
カテゴリー: 日記
いつかの夕方、どこかのカフェでひとりボロネーゼのパスタを食べてる女の子を見ました。女の子といっても小学生ではなく成人女性です。女というと嫌われるので女の子といってます。女性というと昭和のウーマンリブのブラを着けない逞しいひとを想像するので女の子といってます。余談ですが、テレビのニュースで被害者のことは男性女性といい、加害者は"20代の男"とか"轢き逃げした女"とか処罰的に表現するのが若干気になります。英語のように統一したっていいんじゃないか。報道はジャッジするよりニュートラルな立場であるべきなような。誘拐された子供が"〇〇ちゃん"で、遺体で発見されると"〇〇さん"に変わるのも変。日本語の微妙さは時として誰かを傷付けている気がします。
話が逸れましたが、その女の子はパスタが運ばれてきたら、手を合わせて「いただきます」と小声で言ってました。終わったらまた手を合わせて「ごちそうさま」って言ったのでしょう。そこまで見ませんでしたが。
これって男子ウケするやつですね。
ひとりの食事でも丁寧に挨拶している姿に萌えるっていうやつ。育ちが良さそうな女の子っていいなぁ、ってやつ。
私も男子がいるときは真似してやってみました。手を合わせて「いただきます」と。モテるかと期待して。
でも底知れぬ違和感。なんなんだ、この感じは。お仏壇の前に正座しているのかあたしは。目の前の食物はイタリアンとかフレンチなのに、線香の煙が見えてくるぞ。
命という滋養を与えてくれる食物に感謝という意味。私の為に死んでくれてありがとう、命をいただきます、って気持ちを込めればいいのか。
でも、もしこの食材の美味しい子豚ちゃんや柔らかい最高級の乳飲み仔牛が私だとして、死んだ後に自分の肉を食べる人間を空から見てるとしたらどうだろう。
生を謳歌する間も無く、将来の夢も希望を断ち切られ、いきなりある日殺害されるわけです。この馬鹿っぽいネーチャンに喰われる為に。
しかもアタシ(子豚ちゃんの気分)に手を合わせて上品ぶって「いただきます」って言ってる。冗談じゃない、いただかないでよ!あげた覚えないし、返してよ、アタシの命。
って想像してしまいました。
むしろ、手など合わせず欲に任せてガツガツ食い散らかされる方が死んだ者としたら納得しそう。
こんなにガツガツしてる下品なやつだからアタシは生命力の圧倒的な差で負けたんだ、弱肉強食は自然の摂理だからしょうがないな、と思えそう。
人間同士が気持ちいいマナーと自然界の納得行くマナーは違うような気がしました。
そんなこともあり、いただきますやごちそうさまの挨拶がなんか心地悪いです。
せめて動物は口にしない方が楽だと感じます。植物にも当然命はあるし、食すのはそれを断ち切る行為でもあるのですが、罪悪感は薄れます。勝手ですね。
写真は河原で見た小さなお馬さん。
こんな可愛いもの食べたくない。
追記
私は"さん"付けで呼ばれるのが嫌いです。おばさん扱いされてるみたいで。アーティストなので呼び捨てで構いません。
目の前で他の女性には"ちゃん"付けしてるシーンにキレたこと多数(笑)