健全な身体に不健全な魂を宿して~富士五湖まで28日

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先週日曜の現地試走でわかったことが幾つかありました。
ひとつは坂が多くて体力を奪われること。
もうひとつは湖沿いの道は歩道が狭く数cmしかないとこもあること。しかも車は峠の感覚で結構飛ばしてるので恐い。
また場所によって気温が違い局所的に雨が降ること。
レースでは多分大丈夫だろうけど、道に迷う可能性もあること。

こういうのは実際に走ってみないとわかりません。ちょっとのことでは動じない、よりタフなメンタリティが必然なようです。早めに気づいてラッキーでした。

それで先週は対策を考え工夫してみました。
平日は火曜に30分の急な坂の上り下りをしてます。これはそのまま。
水曜の15kmビルドアップもそのまま。なるべく後半はつらい無酸素運動を続けることを心がけました。
金曜の1時間ランは緩やかな坂と急な坂を組み合わせたコースをグルグルすることにしました。ここでも息が切れてハアハアすることを目指します。
土曜は日曜ロングに備えて楽なペースの1時間ジョグです。

こんな感じのマイナーチェンジ。
レースまでひと月を切ったので、もう距離は伸ばしません。
代わりに短い距離で負荷をかけることにしました。
またスピードアップのしすぎは故障に繋がる危険がある為、坂道を多用するのは良さそうです。
本番ではハアハアしないように今やって慣れておこうと思いました。

そして今日は30km走でした。
もはやその距離はロングとも思えなくなりました。
坂道ラン成果はすぐ出るみたいです。
平地は馬鹿みたいに楽です。

ついでに補給も少しずつ真面目モードに。走りながらの玄米お握りやボソボソしたスコーンなどで胃腸を鍛えてきたので、消化力が上がった実感があります。
それで今日は固形物はやめジェルとドリンクのみ。
しかしマニアックな私ゆえ、普通ではありません。
まずドリンクは昆布を一欠けら一晩浸けた昆布水に醤油を入れました!極薄な澄まし汁?うどんや蕎麦を想像します。この時点でおいしそうです。それにBCAAとLグルタミン酸とクエン酸を加えました。
自己流のミネラルたっぷりな電解質ウォーターなのですが、甘いのは走ってて嫌になることが多く塩系にしたかったのです。アミノ酸パウダー類は運動時の身体を助けてくれます。でも味の評判は悪いです。
「ダシっぽくてマズい」という意見をよく聞きます。
確かに変な味です。ならダシにしちゃえばいいじゃん、と思ったわけです。
だってグルタミンってLが付くと自然ものだけど、インスタント食品やジャンクなものを安易に美味しくさせる代表は化学調味料のグルタミンです。
アミノ酸はダシになるということ。
レモンを混ぜてスポーツドリンクにしたり、ミルクでプロテインと合わせても不気味な味になるのは必然です。
醤油や昆布が合うのです。
クエン酸は賭けでしたが正解でした。これも食品用の植物性のものです。
疲労に効くクエン酸は甘すっぱいドリンクにすることが多いです。
今日の醤油ダシ入りウォーターに添加すると、ところてんのスープみたいになりました。
これはイケました。
今回は糖分無しですが、少し入れてもいいかも。冷し中華のスープか、きつねうどんみたいになるかも。

水分で糖分を取らないのはジェルを持つから。市販のエネルギージェルが三つ入るフラスコに自家製ジェルを投入。
レシピは水飴(麦芽糖)+マキベリーパウダー+ローカカオパウダーです。ライスミルクで緩めます。スーパーフードのマキベリーやカカオ入りで栄養価が高く抗酸化作用のあるポリフェノールもたくさん。今回は水飴を大さじ2くらいにした為、水分多めでベリー風味なココアでした。
もう少し長い距離なら水飴を増やし濃くした方がエネルギージェルとしては良さそうです。

固形物よりも消化が簡単な印象でした。
ポケットが重くならないのも速く走れて楽です。
本番に向けてまた試行錯誤しようと思います!

タイムは2時間49分24秒。1kmペースは5分38秒。
体重は44.4kg、体脂肪は7.7%でした。