先週の水木に観たもの
こんにちは。今週もよろしくお願いします。
先週中頃に観た作品。
まず『グランドフィナーレ』。パオロ・ソレンティーノ監督の新作です。
非常に"らしい"感じで、哀愁ある感動作でした。老年の有名作曲家が主人公で、スイスの高級リゾートホテルが舞台。親友の映画監督やハリウッドの映画俳優など個性的な面々が宿泊してます。彼らに共通することは、過去のヒット作の幻に振り回される人生なこと。なかなかヘビーな内容ですが、ソレンティーノらしい映像美と軽妙さが光り、ときに笑ってしまいます。マイケル・ケイン、レイチェル・ワイズ、ハーヴェイ・カイテル、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダなど怱々たるキャストが登場します。
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』にハマった方はもちろんのこと、初めて彼の作品を観る方にも楽しんでいただけそうです。
変わって『花、香る歌』は韓国の時代劇。伝統芸能のパンソリを初めて唄った女性歌手の実在の物語です。
韓国映画は濃くて湿気があるのが特徴ですが、こちらは女性が主人公だからか少し爽やかな感じでした。
以前、テレビでパンソリのドキュメンタリー番組を観て、とても感動した記憶があります。山奥で少女たちが修業してるようなもので、凄いドスのきいた歌声でした。なのでこの作品に興味ありました。
ヒロインを演じるスジさん、とても勉強されたようで吹き替え無しで頑張ってました。
今週はリハーサルやその他諸々忙しそうです。映画は何本観られるか、タイミングを見計らい頑張ります。