スロートティー

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おはようございます。
写真は私の甘草もの数種。甘くて不思議な匂いの薬草です。

スロートティーと呼ばれるハーブティーには主成分として配合されてます。
真っ黒い不気味なお菓子リコリスの「変な味がする~」の変な部分です。

ティーはメーカー違いで幾つか試しましたが、どれも基本同じです。他のハーブがブレンドされていても、甘草の強力な匂いの支配下に置かれているに過ぎません。

とても好きかといわれたら、それほどでも、いやどちらかというと好んで飲みたいものではないかも、といった感じです。

では何故集めてるかと申しますと、そりゃ「あたしだってボーカリストだからさ」というわけです。
喉にいいと言われてるものは片っ端から試します。
声枯れ対策の漢方薬や炎症止めなどにも、必ずといっていいほどこの甘草は含有されてます。

効いているのを実感したことはないですが、悪化は避けられているのかもしれません。

湿度が大事だと加湿器などを使う方もいますが、私はあまり加湿が好きではないです。ダニが増えそうな恐怖。楽器や機材が痛む恐怖。
むしろ乾燥気味にしたい方です。
しかし喉には確実に悪いです。

対策はマスクと吸入です。
専門医に聞いたところ、加湿器やお風呂の湯気や美容系ミストの蒸気では声帯に届かないそうです。
喉鼻用の吸入器、しかもミストが超細かくなっているものでしか声帯を湿らせる効果はないとのこと。
なのでそんな吸入器を使ってます。

ちなみにお酒とか唐辛子とかも声帯には直接関係ないそうです。
第一、食物が声帯に接することはありえないと、位置が違うことを図解で説明されました。
関係あるとすれば水を飲んで数時間経って身体に行き渡った結果、声帯も潤うということはあると。

でも声帯ではなく喉全体や風邪で痛む部分には勿論当たります。
湯気もハーブティーもお酒もスパイスも。だから声がどうとかではなくて喉が痛いのを治したいのであれば、いろんな方法がありそうです。

甘草もそのひとつ。
リキュールのアブサンやリカールなども甘草が君臨しているお酒です。ヨーロッパのひとが古来から好むやつ。
それも数種持ってます。
水を混ぜると白濁します。それが通常の飲み方だそうですが、咳止めシロップみたいです。酔っ払いにはなれません。
うお~!変な味~!という衝撃に酔いも醒めます。
慣れると美味しいような気もします。
一番美味しかったのはフルーツポンチのスープに投入したものでした。
ジュースやソーダに混ぜ込み、カットフルーツやナッツと一緒に食べるのはかなりイケました。

でも私が心の底から甘草に慣れるにはあと50年ほどかかりそうです。