アリソン・デュボアが!

助演女優賞は『6才のボクが、大人になるまで』のパトリシア・アークエットでした。
この作品は実際に何年にも渡り一家族を追ったものです。しかしドキュメンタリーではなく、同じ役者さんを使い数年毎に撮り続けたもので、実験的で時間の流れをうまく使った意欲作でした。

パトリシア・アークエットはお母さん役で、若い姿から老けて太って行く様子まで晒してます。女優魂ハンパないです。

でも私のパトリシア・アークエットの思い出はアメリカンドラマの『ミディアム・霊能者アリソン・デュボア』です(笑)なにげに名作なんです。ここでも若く綺麗な奥様、小さな子供のママから、中年太りに突入し、病気にもなり年老いて亡くなるまで描かれました。

彼女は綺麗なのか、ナオミ・ワッツ系な演技派なのか、とても面白い存在の女優です。

音の凄いもの

続いて録音賞は『セッション』でした。さすがに音ものはこれでしょう。

音響編集賞は『アメリカン・スナイパー』です。クリント・イーストウッド作品です。ブラットリー・クーパーがまた頑張ってるやつです。軍好き、兵器マニアな方も満足されそうな作品です。音は緊迫感を出す重要なポイント。編集のうまさを感じる作品です。

コールセンター流行り

短編実写の受賞は『一本の電話』でした。イギリス作品だったと思います。コールセンターで働く女性が取った一本の電話により、人生が大きく変わってくる、といったスリリングなもの。観てみたいです。

続いて短編ドキュメンタリー部門は『クライシス・ホットライン:ベテランズ・プレス1』が受賞しました。
これは元軍人の心のケア用に作られたホットラインのドキュメンタリーです。
戦争体験のトラウマが恐そうです。

この2作品は電話もの、しかもコールセンター、ホットラインが舞台。静かで内密な空間のドラマのようです。
SNSものとは少し違いますが、現代の闇を写しだすものとして、いいシチュエーションかもしれません。

ポーランド強し

続いて外国語受賞作品は『イーダ』です。
あの恐ろしいモノクロ映画ですか・・・
確かに闇の歴史が上品に語られたもので、見応えあります。
シスター修業中のヒロインの葛藤が凄かったです。叔母さんの自殺の衝撃とか、いろいろキツい内容です。

アート傾向に行きがちなポーランド作品にしては、わかりやすかった気もします。

グランド・ブタペスト・ホテル

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次にウェス・アンダーソン作品のビジュアルレベルの高さが評価されました。

衣装、メイクアップ賞だそうです。あの完璧さはそうだよね~、それ以外ないよね~と思えます。

余談ですが、私の脚のリハビリは完了しました。なんの問題もないとのこと。手の抜糸も終わり、全て順調です。