電話交換手から世界有数のジャズシンガーに

IMG_20141016_152145.jpg
これから観るもの、『ストックホルムでワルツを』。スウェーデンの作品。
モニカ・ゼタールンドというひとはスウェーデンを代表するシンガーだが、一直線にスターになったわけではないらしい。これは彼女が頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を集めたサクセス・ストーリー。
成功したひとの話は気持ちいいものだ。でも重い犠牲や哀しみは避けて通れない、というのが私的な定説。楽しみ。

孤独死を弔う

IMG_20141015_130403.jpg
次に観るもの、『おみおくりの作法』。これ、凄く評価の高い注目作品。
『フルモンティ』の名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニ監督作で、主演はイギリスを代表する実力派俳優のエディ・マーサン。
身寄りなく亡くなった人を弔うのが仕事の民生係、ジョン・メイ。心を込めて死者を見送ってきたが、彼自身がリストラにより解雇される。最後の仕事はなんと目の前、向かいに住んでいながら言葉も交わしたことのないビリーだった。彼の人生を紐解くうちに、またジョン・メイも新たな人生を歩み始めることになる。
なんかこれだけで、よく出来た話。もう観た気がしてしまう(笑)「思いがけないラストシーン」というのに期待大!

バリ気分

IMG_20141015_124408.jpg
朝一番に観たもの、『神様はバリにいる』。面白かった!
サクセスハウツー本として大ヒットしたクロイワ・ショウさんの『出稼げば大富豪』を原案としている。
バリ島で大富豪になった「アニキ」の人生哲学がドラマを生んで温かい気持ちにさせる。いいひとばかりのファンタジーにも思えるが、純粋に楽しい。堤真一さんの浪花のオッサン感バリバリな演技に笑った。
バリ島は一回だけ行ったとある。映画観てて懐かしいような、でもまだ旅慣れてない頃だったから、次行くときはこんなとこ見てみたいなと思った。

ロシアのサロヤン

IMG_20141014_173121.jpg
次に観るもの、『ヴェラの祈り』。アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品。年末から公開される二本のうちの一本。
ヴェネツィアで金獅子賞だった『父、帰る』から2年のときを費やし準備されたという。
サロヤンの長編小説『どこかで笑っている』の映画化。ロシアであって無国籍のような表現を目指したそうだ。
コンスタンチン・ラヴロネンコがカンヌ映画祭の主演男優賞を受賞している。
渋そうな感じ。楽しみ。

まるでハリウッド

IMG_20141014_124711.jpg
今週初に観るもの、『チェイス!』。インド映画です。
『きっと、うまくいく』で注目を集めたアーミル・カーンが主演している。このひとはインド映画のスターだけど、欧米でもウケそうな容姿とスマートさがある。
本作はシカゴを舞台に、変形バイクが爆走するというエンターテイメント。天才マジシャンが登場したり、お約束のダンスシーンもあるようだ。なんでもありなインド映画。パワーだけはハリウッドに負けていない。古典的派手さと今時な感覚がどう混じっているのか、興味深い。