パトリス・ルコント新作

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続いて観るのは『暮れ逢い』。
1900年代初頭ドイツを舞台に繰り広げりる純愛物語。ピアノソナタの甘美な旋律が流れ、美しい若妻と聡明な青年が出逢って・・・
全く私の範囲外〜!
でも監督の名を観れば、観ない訳にはいかない。安い恋愛モノでないのは確かだろう。
ルコントもいろんな過程を経て、原点回帰に至ったとか。『髪結いの亭主』や『仕立て屋の恋』を彷彿とさせるフェティシュなものに仕上がっているそうだ。
というか、大衆がルコントに求めるもの、需要に合わせるような心境にあるのかもしれない。

デヴィッド・フィンチャー新作

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この前の完成披露試写会は満席で入れず悔しい思いをしたので、今日は小走りでやって参りました!
最近、大御所の新作が相次いでますが、デヴィッド・フィンチャーも凄いことになっているようです。
『ゴーン・ガール』は全世界で絶賛されている注目作です。5回目の結婚記念日に姿を消した妻を探すサイコロジカル・スリラー。ベン・アフレックやロザムンド・パイクなど強力なキャストが参戦してます。
楽しみです!

再び皇居ラン

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先週に引き続き皇居周りを走りました!
タイムが微妙に上がりました。

先週 1時間49分31秒(4周20キロ)
今日 1時間49分16秒(上と同じ距離)

微妙過ぎて笑えます。同じペースで走ってこうなるわけではありません。途中に靴紐を直したり坂で疲れて遅くなったり、前のランナーを抜く為に少しだけ速くなったりなど、いろんなことがあるのに、何故か同じようなタイムになるんですね。シューズが変わったのはどうなのか、あまり関係ないような・・・でも足裏と爪に痛みがないのは素晴らしい!

今日はハロウィン仮装のランナーが多かったです。リレーマラソンのレースがあったようです。仮装で走るのは本当に大変そう。重いし暑そうだし。でも応援されるのが嬉しくて仮装してしまいます、と先日会ったランナーさんが言ってました。私はきっと無理です。声援よりも楽な方がいいと思うヘタレです。

強い味方

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三種の神器です!
最近買った新シューズは、ナイキのルナグライド6。
今まではアディダスやリーボックなどのいろんなモデルの使ってました。でもベストのってなかなか見つかりません。
私は足の横幅が狭くスカスカしてしまい、長く走ると爪が痛くなるのが悩みです。
整体の先生に聞いたら、量販店ではなくちゃんとした専門店で相談するのが良いとのこと。
早速、神宮前のナイキ本店に行って、優しそうな女性スタッフさんをつかまえ、いろいろ試させてもらいました。足型とかランペースとか考慮し、これになりました。私の足は薄っぺらいので土踏まずの山がガッツリあるルナグライドはいい感じ♪
安定感系のエアー多めでバウンドし過ぎるのはタイムが上がらないし、底が薄過ぎて裸足感のものは10キロ超えると痛くなります。ホンモノのアスリートはそういうのがいいそうですが。ナイキは、軽さとホールド感とスピードの全てを兼ね備えたものがあるとのこと。

2日ほど、このシューズ試しました。エアー系の感動はないけど問題ないです。まだトータル12キロなので未知の感じですが。
明日は晴れたら、また皇居でランして様子みます。

筋肉痛予防のアミノ酸は走る前に、プロテインはペットボトルで持って行きラン直後に。筋肉が破壊された30分以内に摂取しないといけないらしいです。プロのひとはラン後にコンビニへ駆け込みサバ缶買って立ち食いするらしい〜!さすがにそれは気が引けるので、こんな粉ものでなんとかしてます。

今日はこれからランとは180度違う、書き物仕事します。いつものように神経性っぽく不安ですが、頑張ります。

トム・アット・ザ・ファーム

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暴力が官能に変わるとき

 『わたしはロランス』で映画ファンの心を鷲掴みにしたグザヴィエ・ドラン監督の4作目は、まさかのサイコサスペンス。彼の武器である洗練されたビジュアルセンスは封印され、凡庸なものをそのまま並べ立てたようなリアルさが新鮮だ。ミシェル=マルク・ブシャールの同名戯曲の映画化で、ワンシチュエーションだった舞台劇の面白さを残しつつ、映像ならではの効果が生かされている。ドラン自ら演じるトムがケベックの農場を訪れる場面から始まり、年老いた女性との接触、野蛮な男の登場と、無駄な説明を排除した流れに緊張が走る。亡くした恋人の生家に囚われ、暴力を受けながらも逃げ出さない、異様な精神状態の描写が絶妙だ。最愛の息子を失い悲しみに暮れる母と、いつまでも愛されない兄の関係はピリピリとして、その間を取り持つ役割も担うトム。金色に染めた髪で走るトウモロコシ畑、枯れた草に切られる肌、家畜の生々しい匂い、男同士で儀式のように踊るタンゴなど、濃密で息苦しくなるようなエロ感覚でいっぱいだ。既存のポップミュージックを多用するのがドラン作品の特徴でもあるが、今回は映画音楽作曲家、ガブリエル・ヤレドとのコラボレーションという新たな試みをしている。その重厚な音の背景により、クラシカルなサスペンス映画のような雰囲気も醸し出していた。(山田ルキ子)