午後の猫

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撫でてくれと近寄ってきた。気持ちよさそう。

コックファイター

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『断絶』のモンテ・ヘルマンが監督、1974年のもの。
最高の駄作、こういうの大好物。闘鶏に燃えるニワトリトレーナーの男の話なんだけど、非常に馬鹿っぽくて良かった。
闘鶏ってどんなものか、よくわからない。タイのキックボクシングみたいなのや、金魚が闘うやつみたいなものの一種?ってくらいの認知度だ。
この『コックファイター』は、ドキュメンタリーの如く闘鶏の様子を綿密に見せてくれる。見たあとは私でも鶏トレーナーになれそうな気分になった。
二羽のニワトリをどちらか死ぬまで闘わせる。周りはお金を賭けたひとたちが取り囲み「殺せ~!、やれ~!」と叫んでいる。ニワトリは脚に小さなナイフを装着される。グサっと刺したらトレーナーが離し、また闘わせる。白い羽毛が赤く染まってくる。首筋をくちばしで食いちぎったり、羽をむしり取る様子は悪趣味なホラーのようだ。
主人公の男にはずっと恋している綺麗な女の子がいて、「俺の生き様を見に来てくれ」って会場に誘う。彼は大活躍で、自慢の鶏は死闘を見せて勝つ。しかし狙ってる女の子は「もっと早く見るべきだったわ。あなたがこんなひとだったなんて」怒りながら去って行く。
制作のロジャー・コーマンの言葉がいい。
「制作時私は、誰も考えたことのない<闘鶏の映画化>という、全く新しい事を成し遂げようとしている高揚感に包まれた。そして公開後、何故それまで闘鶏映画が無かったのかか解った。だれも闘鶏の映画など観たくなかったのだ。一体何故こんな映画を公開するんだ?!」
最高だ。

紫メイク

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紫のアイシャドウとアイライン、ワイン系のリップにしてみた。
正直、よくわからない。もっとガッツシ塗らないと効果的ではなさそう。

今日は紫

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今日は紫の気分!
洗面所にも紫の花を飾る。ふわふわ感触のセージ。

終わった

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イベント終わり帰宅中。
DIRTY PROJECTORS、やっと見れた。CDより進化しているように思えた。生で観られて良かった。
凄かった。曲も歌もリズムも素晴らしい。
私はロックやポップスに感動できなくなって長い。初めに感動できなくなったのは、ハーモニカ始めたとき。ハーモニカを肯定しようと必死になったら、日本の音楽が全部駄目になった。聴けなくなった。いいと全く思えなくなってしまった。
次に感動がなくなったのは、うつ病が悪化して病院に通い始めたとき。脳が感動することを拒否するようになった。洋楽全般が聴けなくなった。
フラメンコとかグレゴリオ聖歌とかにしか面白さを見出だせなくなった。
CDショップに行っても、ロックやポップス、ましてや邦楽フロアなんかに足を踏み入れたら動悸がしてパニック発作になった。過去に好きだったはずの音楽は、私を苦しめるものになった。鳥の声さえ苦痛に感じるまでになった。
少しずつリハビリして治ってきた気がする。まだロックコーナーでは動悸がするけど。
そんな私でも苦痛を伴わずに感動できる数少ないバンドがあって、そのひとつがこれ。
変態バンド(誉め言葉として)というひともいる。でも私にとっては、安心して楽しませてくれる良心のような音楽だ。聴けて良かった。